獣の奏者エリン第8話『蜂飼いのジョウン』の感想

もう次の回の放送が前日というときになってアップするものでもないんですが・・・・・・(゚ー゚;

流れ流れて、「ここはどこ?」

 戦下の中での死に別れならまだしも、あまりに理不尽な成り行きで母・ソヨンと永遠の別れに遭ってしまったエリン。

 最後に食べた猪肉、枕元での会話、それらが走馬灯のように巡りつつ闘蛇に乗せられて辿り着いたのは、生まれ育ったアケ村が属する大公領ではなく、真王領の東の端の川の畔でした。

 そこへ通りかかったのが蜂飼いのジョウン。今年もいい蜂蜜が取れそうな予感を抱きつつ湖の畔に据えている巣箱の様子を見に行く途中で、とんでもない拾い物をしてしまいました。

 闘蛇の匂いを漂わせながら全身傷だらけの少女を、ただただ必死に看病したのは人倫に則っての行為だったことでしょう。その甲斐もあってエリンは無事に意識を取り戻すのですが、同時に残酷とも言える母との別れをも思い出して、痛々しいほどに泣き叫び続けます。

 そんな状態の子供に対してのジョウンの接し方がとても聡明でした。

話したくなるときまで聞かないことにしよう・・・・・・。

 これって、精神的なダメージを受けた人に対するひとつの接し方ではないでしょうか。つい、何があったのかを聞きたくなるものですが、ついこの間の衝撃的な出来事を、心の整理がないままに話せるものではありません。まして多感な10歳の女の子の精神がまともに耐えられるわけもないのですから、そのことを「知っている」ジョウンは敢えてエリンの心の中に踏み込まず、そっとしておく方法をとったのです。

 実際、一旦崩れた心の均衡を取り戻すのって、相当な時間が必要なものです。エリンの心を癒す役割が、蜂飼いのジョウンに廻ってきた・・・・・・。しかしこのジョウンもいわくつきの人物であったことから、なんとなくエリンの心の傷にも気づいていたのかも知れません。

ただ、生きてみようと思いました・・・・・・
 

 10歳にして身寄りをなくした女の子の決意としては、あまりにも重たいように思ったのは、私だけでしょうか。

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